防腐剤や発色剤の危険性

防腐剤や発色剤

自分でカットするのがむずかしいという人は、お肉屋さんに頼み、日の前で切ってもらったものを購入し、その日のうちに食べるようにしましょう。アメリカでは肉もハムなどの加工品も、注文してから目の前で切るのが普通です。じつは、この目の前でカットしてもらうという方法には、酸化を防ぐということと同時に、もう一つ大きなメリットがあります。それは、「防腐剤」や「発色剤」の添加を免れるということです。スーパーなどで売られているスライスされた肉は、とてもきれいな色をしています。カットしてから何時間も店頭に並べられていたはずなのに、なぜ茶色く変色しないのでしょう。そう、パック詰めされるときに添加物がふりかけられているからなのです。買ってきたスライス肉を使おうと思ったら、表面はされいなのに、肉同士が重なっていた部分だけ茶色く変色している。そんな経験をみなさんもしているのではないでしょうか。それは、重なり合っていた部分だけ防腐剤。発色剤がかからなかつたから酸化して変色しているのです。本来なら、表面に出ている部分のほうがより多くの空気に触れているのですから、表面が茶色くなり、重なり合った部分がきれいな赤い色をしているはずです。それが逆転してしまうのは、表面に添加物が噴霧されているからです。次に大切なのは、どのように飼育された動物の肉なのか、ということです。その一つの目安になるのが「値段」です。

 

たとえば牛肉なら、あまり安いものは、防腐剤や発色剤が使われている可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。でも、誤解しないでいただきたいのですが、何も松阪牛や神戸牛を選びなさいといっているわけではありません。問題は、健康な生活を送っていた牛かどうか、ということです。安い牛肉は、たいていの場合、狭い牛舎の中でろくな運動もさせてもらえず、エサは生命力をもたない配合飼料を食べて育った牛の肉です。狭い牛舎の中で病気が出るといけないからと抗生物質を常用していたかもしれません。そのような肉に保存料や発色剤がかけられていたとしたら……、それはもう食品といえるものではありません。理想は、自然放牧で、農薬のかかっていない牧草を食べて育った牛です。そうでつ牛の肉は霜降りでもなく、筋肉が発達しているので少しかたいかもしれませんが、本当はそうでつ肉の赤身の部分をよくかんで食べるのが、体にはもっともいい動物食の食べ方なのです。